第42章 ぎんいろ 銀ちゃん
その人は私が見たマフィアの人間でも全然殺しが全く似合わない人であった。
「此奴(こいつ)が芥川龍之介···そして妹の銀···あと頼むよ」
「はい(兄妹なんだ)」
太宰さんが連れてきた新しい異能者
私が妹さんの面倒
太宰さんがお兄ちゃん
しーん····
「あの····初めまして····私は小吹天音」
「··········」
(無口な子だな···仕方ないよね···)
孤児の印象が見受けられる。
(やはり最初はお風呂入れなきゃ···)
「あの···体を綺麗にしようか」
体勢を低くして目線を合わせる
(何も見てない目···怖かったよね)