第28章 ぱちん 織田作さん
パチン
「電気消しました。」
「あぁこっち来い」
「お邪魔します」
私は月夜に照らされる織田作さんのベッドに入る
普段は太宰さんのベッドだから平気だけど···
ぎゅう····
(抱きしめられるのは初めてだな····太宰さんと違って織田作さん体がしっかりしてるし····しかも···ワイシャツのボタン閉めない人だからか···)
心臓の音が聞こえる
(これが太宰と寝てる天音か···か弱き者···柔らかい)
俺は天音を離さないように抱きしめた。
「キツくないか?」
「キツくありませんよ。だけど····ちょっと恥ずかしぐらい····」
「そうか俺もだ」
きょとん
「織田作さんも?」