第28章 ぱちん 織田作さん
ごろん
「·······」
静かな間
15歳の扱いは難しい
中也さんはそれなりに会話するけど
太宰さんは····
なで···
「手出して」
「はい」
ぎゅう···
(強く握るな~~)
何となくだけど
太宰さんの15歳は不安定な子供なんだろうな。
見た目は怖くても2人の時に幼くなるあたり
まだまだ子供だな。
「君さ」
「はい(起きていた)」
「····たまになら、膝枕いいでしょ」
「はい」
ごろん
「私は····なんでもないや」
そう言い残し太宰さんは眠る
(珍しい···真正面で寝るなんて、寝顔が幼い)