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恋する奴等
第23章 りんご 澁澤さん·フェージャ
だけどその日は何だか朝から嫌な予感がしていた
皆が、私から離れる感じがして
つい···
キュッ
「どうした天音」
ハッ!
「すみません、芥川さん!(なんだろ)」
ーーーーー·····
(小鳥も見かけない)
トントン
「誰だろ」
誰かがドアを叩く。
もしかしたら、皆が帰宅したのかな?
ガチャッと開けて私は声が出なかった。
「お迎えに上がりましたよ。天音」
「····お母さん」
そして····
私はお母さんにキスをされた記憶を最後に
倒れた。
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