第91章 のらりくらり 魔族フェージャ
「えっ?!私と!?」
しゅん
「嫌でしたか?」
「嫌ではないです!(子犬みたいな効果音出されたら困る!)」
にこ
「そしたら明日迎えに行きますね」
ーーーー····
ぎゅーーー。
「やだ」
「何故ですか龍彦」
「天音は私のお嫁さんだ、魔族なんかと歩かせるか!」
「あ··あの··澁澤さん、私は大丈夫ですよ?」
「天音が良くても私は嫌だね!」
(三十路手前が···)
(子供だ···全く)
なでなで
「ちゃんと帰って来ますよ」
「うーー····フョードルくんちょっと5分だけいいかい?」
「いいですよ」
ぐいぃ
「天音、隣の部屋に」
「えっ?!··はい」
パタン
ひらひら
「ちゃんと約束守って下さいよ~」