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恋する奴等

第88章 あたらしい出会い 悪魔織田作さん



「ちょっと···マフィンくれない?···はぁ···」

がさっ
「は··はい!」


ふわっ

(うん。毎日来てるから私の匂いが付いてる、ネコだけど)

「太宰」

「何?織田作」

「ここのマフィンは美味いか?」


ーーーーー·····



からんからん
「いらっしゃいませ」

「今日も買いに来た」

「何時もありがとうございます!、それでお礼になるか分かりませんが。新しいお菓子を作ってみたのでよかったら···」

渡されたのはマフィンでもなく
長四角いちょっと厚みがあるマフィン?

「?、これはなんだ?」

「これはフィナンシェと言うお菓子ですよ。マフィンよりは食べやすいかなと。」

「これは俺にだけか?」

「はい!貴方は何時もお店に来て色々とお話してくれますし私楽しいです!」
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