第82章 たんたんたん ヒロイン
「おしごと終わらせたら抱っこさせてね!」
「終わらせる事が出来たらな」
~10分後~
あんぐり
「·······」
どっさり
「私だって出来るんだからね~?」
「太宰さんも普段そのペースで仕事してくれたら···」
ちっちっちっ
「何を言うんだい?敦くん!普段は美女が私を呼ぶから行かなくてはならないのだよ!でも今は」
ひょい
「わっ」
「可愛い、天音くんを抱っこしたいんだよね~国木田くんより高いだろ?」
「·······」
「どうしたんだい?」
くいっ
「おちゃむさん、びじんさん。おみみだすの」
ぞわわっ
「天音さん片耳出さない方が···(悪寒がする)」
「耳だけはだめ天音」
しゅん
「おみみだめ?わかりました」
『泣かないで天音!片耳出していいから!』