• テキストサイズ

恋する奴等

第81章 クッキー シグマくん



吸血鬼は
嫁を大切に

からんからん♪
「天音、また来た···」

「おや?シグマくんか」


ぴしゃん
「···こんにちは、澁澤さん(えぇ··珍しい人がいる)」

「悪いね、今日の店番は私だ」

「天音は休みですか?」

「天音はちょっと体調崩してね、まだ魔界の空気になれてないからね」


「そう、ですか··そしたらクッキー買います」

「時に、君から天音の匂いがするのはなぜだい?」


すんすん
「匂いますか··?」

「かなりね、私よりも感じる···ねぇシグマくん」

「·····っ」

「天音と友達になってくれてありがとう」

ずるっ
「へっ···」

「魔界の友達がシグマくんと聞いて夫である私がお礼を言わなきゃいけないからね。ありがとう」
/ 1167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp