第81章 クッキー シグマくん
ぴたっ
(クッキーは変わらず美味しく焼けてる。みんなが喜んで買ってくれる···だけど)
ガチャ
「お待たせ、天音」
「澁澤さん」
「····寝ないのかい?」
「外見てま····!」
···チュゥ
びくっ!
「ーー!」
プハッ
「眠れるおまじないですよ」
はっ···
「いけま···せん!(息が··あがる)」
「ベッドまで運びますね」
ぱしっ
「だ··だめ!触らない··で··何か、おかしい」
ふわふわふわ···
(やはり、天音は私の血になり)
「大丈夫、何も考えないで」
どくん···どくん····
「ん····ぁ··(頭がぼやけ···る)」
その後の記憶は曖昧だが
分かるのはお互いの体が触れ合って
私の中に何かが入って
出て
熱い何かが流れ込む