第6章 花筏。

Aliceside
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「ずっと、君の傍にいるよ」







────Alice…。





「嘘つき」



血生臭い海、佇む、一人。

真っ赤に染まった、愛しいあなた。

約束は守られず。



「チェシャ…っ、」



何度呼んでも、起きない。

うるさい、と、頭を小突く、あなたはいない。

火の海に包まれた、部屋、一人。




「愛してるわ」




手に握られていた、剣。

その手に、自分の手を重ねて。

燃え盛る部屋の中。




「ずっと、一緒よ…」




チェシャ。

生まれ変わったら、











今度は、置いていかないで…。









─最期は、一緒に─