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【ONE PIECE】トラファルガー・ローに愛されて。

第2章 花言葉。


「シェリルー、そこの荷物取ってくれないか?」
『あ…、うん!!』

ペンギンは、私が一人でいると何かしら声をかけてくれる。
その時、甲板に突風が吹いて、彼が深く被っていた帽子が吹き飛ばされた。
あ…、と呟き宙に舞い上がる帽子を追う。

「Reidea(リーデア)」


漆黒の腕が、伸びる。

海に落ちかけた帽子を、私は影で掴み、自分の手元へと影を引き寄せた。
不意に見た、ペンギンさんの素顔は、顔が綺麗に整っており、帽子を手に落としそうになる。
一言でいえば…、イケメン、カッコいい。

「…どうしたシェリル? 惚れちゃったか??」
『────な…っ!!』
「嘘だよ、あははは…」

帽子を渡すと、ペンギンはとびっきりの笑顔で、"お、サンキュー!"と言って遠くに行ってしまった。





─反則じゃないか、そんな顔─
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