第9章 空から落ちてきた天使(3)
潤「あー、それ良いな。ここに空がいる事が解ってるんだから、わざわざ居ることはないよな」
和「ええ、ここに空くんを置いておくのは危険ですよ」
何て事を和と潤が突然言い出した
雅「ち、ちょっと待ってよ2人とも!」
翔「そんな事出来る訳ないだろ。お前らが危険になる」
雅「そうだよ!それなら俺が空を連れて…」
潤「雅紀兄さんだと、空が一緒に居るのがバレるよ」
和「それに潤くんが側にいる方が危険もすぐ察知出来るし…最良だと思いますけどね」
…確かに俺は向こうが気配を消されると全く解らないけど…
智「…ならマリーンホテルに行け。あそこのVIPルームならセキュリティがしっかりしてるから安全だ。スタッフにも誰も近付けないように言っておく」
和「ありがとうございます。そういう訳なんで、雅紀兄さんと翔兄さん、お留守番お願いしますね」
潤「喫茶店は暫く休業するってお知らせ出してくるよ」
智「その方が良いな」
あれよあれよと言う間に話がまとまってしまった…
翔「和也…お前ら俺達に気を遣って…」
和「何です?私はただ空くんを独占したいだけですよ?」
潤「俺はVIPルームって泊まった事ないから楽しみだ」
雅「和…潤…」
そっか…俺達が空がいる事で我慢してるって思って…
翔「…何かあったらすぐ連絡しろよ」
潤「もちろん、兄さん達もね」
和「あ、私達がいないからって羽目外しすぎには気を付けて下さいよ、雅紀兄さん」
雅「…解ってるよ」
そう言って皆事務所をあとにした…
皆…また無事に会えるよな…