第8章 空から落ちてきた天使(2)
~雅紀side~
雅「ふあぁー…」
潤「…どうしたの雅紀兄さん…眠れなかった?」
…誰のせいだと思ってるんだよ…
夕べは翔ちゃんの部屋で…って思ってたら子供に泣かれ、その後落ち着いたかと思ったらお前らが隣で始めたから翔ちゃんと俺の部屋に行ったけど…
翔『子供もいるし…今日は止めておこう』
…って言われ、もうその気になってたから静めるのに苦労したんだぞ!(おかげで眠れなかった!)
翔「おはよう…雅紀大丈夫か?お前昨日あまり寝てなかったみたいだけど…」
雅「…もしかして翔ちゃんも?」
翔「んー…まあ…な」
潤「どうしたの?何かあった?」
翔・雅「お前らには言われたくない!」
潤「は?えっ?な、何で?」
…まあ…俺達も前科があるからあまり言えないけど…
その時、時計に目がいきミルクの時間だと思い出した
雅「いっけね、子供にミルク…」
…そういえば…
和「おはようございます…雅紀兄さんどうしたんですか?」
雅「…この子…名前付けたらダメかな…」
智「名前?」
雅「うん…せめてここにいる間だけでも…俺考えたのがあるんだけど…」
和「何て?」
雅「…『空』」
翔「空?」
和「…もしかして空から落ちてきたから…ですか?」
…まあ…そうなんだけどね…
智「良いんじゃないか?雅紀らしくて」
潤「空くんか…よろしくね」
皆が賛成してくれたその時
空「…まんま…」
雅「…へ?」
い…今俺に向かって『まんま』って…
潤「…喋った…」
智「アハハ!雅紀お前、母親だと思われてるぞ!」
うそ…ほ、本当に?
出会ってから今まで泣かれた事しかなかったのに…
雅「…空…」
俺は空の母親にはなれないけど、本当の両親に会えるまで『母親』としてお前の事守るから…