第6章 貴方とウェディングベルを
翔『じゃあ俺達は帰ろうか』
潤『そうだね。あ、智兄さん今日はホテルを一部屋押さえてるから』
和『邪魔者は消えますので、どうぞごゆっくり』
雅『明日の依頼は俺達でやっておくからねー』
そう言って皆帰っていった…
俺は部屋に入ってシャワーを浴び、バスローブを着てベッドに座っていた
…今松兄がシャワーを浴びている…
俺は左手を頭上にかざし、薬指にはめた指輪を眺めていた
智「…本当に俺松兄と結婚したんだー…」
正式ではないにしても信じられないし…やっぱり嬉しい…
しばらくすると…
松「何やってんだ?」
シャワーを終えた松兄が腰にタオルを巻いただけの格好で出てきていた
智「うわっ!な、何て格好してんだよ松兄!」
松「なーに照れてんだよ。どうせこれから脱ぐんだから着ても無駄だろ」
…んな事はっきり言うなよ…
松兄はそのままベッドに上がり俺を抱き締めてきた
松「智…昨日はすまなかった…お前の気持ちも考えずに怒鳴ったりして…」
智「俺の方こそ…わがまま言った上に翔くんと付き合えって心にもない事言って…本当にごめん…」
松「はは…これで本当に翔と付き合ったら俺は雅紀から殺されるな」
そして松兄は俺から離れ、深く口付けてきた
智「んっ…んん…」
松「…やべ…今日は初夜だから優しくしてやろうと思ったが無理かも…」
智「…良いよ…松兄の好きにして…」
俺がそう言うと松兄はまた口付け、そして俺の身体をベッドに倒した