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同じ屋根の下で【気象系BL】

第5章 ~番外編~例え別世界でも


智「し、翔くん…今俺の事…」

翔「…え…あっ」

和「智兄さん戻ったんですか?」

雅「えっ!?戻ったの智兄!」

和也も口調が戻ってる…って事はやっぱり!

智「やった!俺元の世界に…アイテッ」

後頭部に痛みを感じてうつ向くと、和也の手には金属バットが握られていた…

智「…お前…こっちに来た俺の事それで殴ったのか?」

和「ああ…強くは叩いてないですよ?帰りたいけど眠れないって言ってたんで、これなら手っ取り早いかなと…」

…大丈夫かな…向こうの世界の俺…

後で聞いた話、向こうの世界の俺がこっちに来たのは、どうやらあまりに騒がしくて、自分の仕事(何と画家らしい)に支障をきたすから、何処か別の所に行きたいと思ったらしい…

でも、こっちに来たら何か落ち着かないから、やっぱり帰りたくなったとか…

…やっぱり自分の世界が一番落ち着くよなー…

雅「…?どしたの?智兄」

智「ん?何でもないよ」

その後翔くんの素性が解り、実は翔くんの誕生日に神社に置き去りにされてたと知った時、翔くんはとても驚いていたけどな

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