第51章 同じ屋根の下
雅紀の所に向かう途中、車の中では
翔「おい斗真!お前何も言わずに何勝手な事してるんだよ!」
斗「社長命令ですので」
翔「そこは止めろよ!」
…あーあ…また揉めて…
この2人、仲が良いのか悪いのか…こんな掛け合いばっかなんだよな…
そうこうしていたら
斗「着きました」
便利屋事務所に到着した
海「おーい雅紀ー」
事務所を開けるとそこには、犬と戯れる雅紀がいた
雅「ん?あー、海里ー…と、宇宙と神奈ー!久しぶりー」
宇「雅にぃー!」
神「まー!」
雅紀の顔を見た2人は満面の笑顔で駆け出していった
智「…おーおー…雅紀…また犬猫が増えたな…」
雅「ああ、この間拾ったんだ。犬3匹と猫5匹だけど」
はぁー…まあ職員(?)確保といえば聞こえは良いか…
ここは今まで喫茶店があったスペースだけど、今はここで犬猫を飼育し『犬猫喫茶』として営業している
これが結構人気だったりする…
翔「雅紀…お前便利屋の方は大丈夫なのか?」
雅「だーい丈夫!なんてったって優秀な人材がいるからね」
そんな話をしていた所に
「所長ー、明日なんですが依頼が入りましたー」
雅「あー、良いよー。依頼は何ー?」
事務員の女性が近付いて来て、雅紀と打ち合わせしていた
その様子を翔くんがジッと見つめていた
智「…翔くん?どうかした?」
翔「…ん?懐かしいな…って思ってた…数年前まではあのやり取り、俺と智くんでやってたな…って…」
…そっか…そうだよな…