第51章 同じ屋根の下
翔「大丈夫?智くん…かなり疲れてる様だけど…」
智「まあ…疲れてはいるけど、慣れない事ばかりだからな…大丈夫だよ」
潤「とりあえずお風呂でゆっくり疲れをとって、ご飯食べて。その後でマッサージするから」
智「サンキュー…そうさせて…」
‹ピンポーン›
誰だ?こんな時間に…
広野は電話で連絡してくるはずだし…
潤が対応に玄関まで行き、暫く話し声が聞こえたと思ったら
「よう」
和「なんだ…誰かと思ったら海里だったんですか」
海里が子供を連れて来た様だった…
雅「宇宙ー、元気だったかー?」
「だー、まー」
海「遅くなって迷惑だと思ったが、もー宇宙が雅紀に会いたがってグズるからさ…」
雅「別に迷惑だなんて思ってないよー、なー宇宙」
そう言って雅紀が宇宙を抱っこしてあやすと、宇宙は嬉しそうにキャッキャとはしゃいでいた
和「ホント、父親に似なくて良かったねー宇宙くん」
翔「遅くなって迷惑と思ったって…お前でもそんな常識あったんだな」
海「お前ら…その毒舌、いい加減治らないな…」
…一生無理だろ…(特に和也は)
潤「海里、今から智兄さんの夕飯準備するけど、お前も食べるか?」
海「いや、俺は食べてきたから…智、まだ食ってなかったのか?」
智「ああ…さっきまで本社にいたからな…」
海「まあ大野グループを継ぐって事はそれだけ大変って事だな…けど、恨むなら櫻井コンツェルンの社長を恨むんだな」
翔「…え?」
は?何で翔くんの父ちゃんを?