第50章 秋の風物詩開催!
それから暫くして、市の職員の人がパンフレットを持って来て、俺達に出て欲しい競技を説明していった
まあ…大体よくある競技が殆どだったけど…
智「…なんだろうな…この『お楽しみ会』って…」
翔「これだけ俺達全員出てくれって言ってたね」
小学校じゃあるまいし…体育祭でお楽しみ会って意味が解んねー…
和「もうちょっとネーミングセンスのある人は居ないんですかね」
結局解らないまま当日となり、俺達は開会式も来て欲しいとの要望だったので、早めに会場に来ていた
翔「潤…朝早くから弁当作り大変だっただろ…」
潤「そんな事ないよ。昨日からある程度仕込みしてたし、和と雅紀兄さんも手伝ってくれたから」
雅「早く目が覚めたからね」
…そうだよな…雅紀は運動会と遠足の時は誰よりも早く起きてたよな…
ホント昔から変わらないよな…コイツは…
「智パパー!」
智「お?さくらー」
突然後ろから声を掛けられ振り向くと、長澤親子が歩いてきていた
長「やっぱりお前らも参加か」
和「やっぱりって?」
かえで「ご近所の皆さんが言ってたんです。テンペスタのご兄弟が体育祭に参加するから、皆参加しましょう!って」
…ホントに集客の出しに使われてたのか…
翔「チームって区ごとに別けてるんだよね」
雅「てことは、さくらちゃん達とは違うチームになるのか…」
さくら「さくらは青組だよ」
潤「俺達は確か白だよね」
さくら「えー!雅紀お兄ちゃんと一緒が良いー!」
さくら…雅紀とだけか?