第50章 秋の風物詩開催!
〜智side〜
喫茶店の営業もそろそろ終わろうかという時…
‹カランカラン›
「こんにちはー…」
翔「いらっしゃ…あ、市長さん。こんにちは」
俺達が住んでる市の市長が訪ねてきた
因みにこの市長の娘さんがここのファン(主に雅紀)で、よく来てくれているお得意さんだった
和「今日はお一人なんですか?」
市長「はい、実は今日はお客として来たのではなくて、皆様にお願いがありまして…」
智「ご依頼ですか?」
市長「いえいえ、そうではなくて。実は今月末の日曜日に市民体育祭を開催するんですが…」
潤「ああ…そういえば、そんな事をこの間来た市役所の方が言ってましたね」
翔「でもあれ、まだ企画段階で決定ではないって…」
市長「はい、それが正式に決定となりまして…」
雅「えっ?それって運動会?楽しそう!」
だよな…昔から雅紀は運動会が大好きだったよな…(まあ…俺も人の事言えないけど…)
市長「それで、是非とも大野さんご兄弟にも参加して頂きたくて」
え?俺達が?
翔「参加というと…競技に…って事ですか?」
市長「はい。大野ご兄弟が参加となれば、一般参加者が増える事は間違いありませんから」
…俺達を集客の出しに使うなよ…
雅「でも面白そうじゃん!」
智「…そうだな」
潤「けど、和はその時舞台は大丈夫か?」
和「私はその頃は大丈夫ですが…翔兄さんは参加出来ないのでは…」
市長「大丈夫です!皆さん参加できる競技を用意します!」
翔「…はい?」
何はともあれ、当日が楽しみだ