第47章 嫉妬
急ぎ翔ちゃんの部屋に駆けつけ
‹コンコン›
ドアをノックすると
翔「どうぞー」
翔ちゃんが声を掛けてくれた
雅「あの…翔ちゃん…」
翔「雅紀、中入って、ここに座って」
雅「…?」
翔ちゃんに指示されたように、部屋に入ってテーブルの前に座った
すると、テーブルに置いていた箱の蓋をスッ…と上に開けた
そこには…
雅「…わ…」
美味しそうなレアチーズケーキが入っていた
…けど気のせいかな…何か形が歪な様な…
翔「…雅紀さ…この間言ってたよな?美味しいレアチーズケーキ食べたいなー…って…」
雅「え?」
そういえば…テレビで見て美味しそうだな…って思って、そう言った様な…
雅「まさか翔ちゃん、買ってきてくれたの?」
すると翔ちゃんは顔を少し赤くして
翔「…お…俺が作ったんだ…」
雅「…え?」
翔「あ、大丈夫だよ!潤に作り方教わって、ずっと付きっきりで教えてもらったから、変な物は入ってないから!」
…潤に教わって…?
それって…
雅「じゃあ翔ちゃん…今日潤から誘われてたのって…」
翔「雅紀が食べたいって言ってたのを聞いて、作ってみたくて…スマホで探したんだけど難しくて、昨日本屋に行って解りやすいのないか探してたら、潤が教えてくれるって言ってくれたんだ…」
お…俺の為に…
雅「翔ちゃんっ!」
翔「わっ!」
俺は翔ちゃんの身体を強く抱きしめて
雅「翔ちゃん…ケーキを食べる前に翔ちゃん食べたい…だめ?」
翔「…えっ?」
翔ちゃんの身体を抱えてベッドに行った