第46章 父からの依頼の先に…(4)
〜雅紀side〜
雅「おはよー…あれ?翔ちゃんは?」
朝起きたら翔ちゃんの姿が見当たらなかった
潤「雅紀兄さん、おはよう。翔兄さんなら朝早くに出掛けたよ」
雅「出掛けた?そんな早くに?」
潤「うん…帰りも遅くなるかも…って行って…けど、何処に行くかは言わなかったんだ…」
翔ちゃん…どうしたんだろう…
この間、望月学園に行ってから翔ちゃんの様子がおかしい…
何か考えているようで…
そんな中の突然の翔ちゃんの行動…
…けど…俺自身も…
雅「…何処で見たんだろうな…」
潤「ああ、写真の人?」
雅「うん…どっかで見た事ある気がするんだけど…子供だったからピンとこないんだよな…」
もしかして翔ちゃんもそう思ってて、何か心当たりがあるのかな…
結局その日、翔ちゃんは夜遅くに電話があり
翔『今日は帰れそうにない…』
…と、連絡があった…
そして…
翔『明日…父さんと会えるよう話をしたから…場所と時間は父さんの都合を確認して追って連絡する』
そう言ってきた…
和「櫻井社長に話すって事は、翔兄さんは全て解ったって事ですよね」
智「だろうけど…何で今その話をしないんだ?」
雅「潤…翔ちゃんのこの行動、どう見る?」
潤「…解らないけど、まるで俺達にも聞かせたい…俺達も知らなければいけない事案…そんな気がする…」
それって…俺達にも関係あるって事…?
智「ここで俺達がどうこう言うより、翔くんの話を聞いてから考えよう…」
翔ちゃん…一体何があったの…?
1人で辛い思い…してないよね…?