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同じ屋根の下で【気象系BL】

第45章 父からの依頼の先に…(3)


大「木田さーん…気持ちは解るけど、それくらいにしないと…智さん潰されてるよ…」

智「き…木田さん…ギブギブッ…」

木「あらやだ、ごめんねー智ちゃん。久しぶりに会えて嬉しくてつい」

…確かに歳はいってるのかもしれないけど…

翔「いくら古株だって言っても、勤める前じゃないのか?」

一「翔…木田さんを甘く見るなよ?」

浩「ああ見えて木田さん、1度定年退職してパートとして再雇用されてるんだよ?」

大「俺らも子供の時にお世話になったからな」

翔「…うそ…」

あんなパワフルなのに…

木「あら?こっちの子もイケメンじゃない。目の保養になるわー」

…ギクッ…

翔「あ、ありがとうございます…あの…ちょっとお聞きしても良いですか?」

木「何かしら?」

隣でゼーゼーと息を整えてる智くんを他所に(とりあえず自分の身を守らないと)俺は写真を取り出して

翔「この女の子なんですが、ご存知ではありませんか?」

木「どれどれ…ちょっと心当たりないわ…」

翔「では『栗原ケイ』という名前は?」

木「知らないわね…」

翔「そうですか…」

まあ、最初から当たりとはいかないよな…

一「一応、昔の記録簿も確認しておくよ」

翔「ありがとう…頼むよ」

智「じ、じゃあ翔くん…行こうか…」

翔「そうだね…」

木「あなた!翔って言うの!?いい名前ねー!ピッタリじゃない!」

…ヤバい!

翔「ど、どうも!智くん急いで次に行かないと!」

木「あら残念…智ちゃん翔ちゃん、また来てねー!」

…次来る時は雅紀も連れてこよう…

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