第44章 父からの依頼の先に…(2)
〜翔side〜
父さんと別れて帰り、智くんに連絡して家に来てもらった
そして雅紀と和也が帰ってきてから、居酒屋での一件を話した
雅「それは探そうよ!」
…うん…予想通り言うと思った
智「探すのは良いけど、もう50年も前だろ?」
和「そうですね…何分情報も少ないですし…かなり厳しいですよ?」
潤「それは解ってる…けど、生死だけでも調べたいんだ…何も解らずただ待ってるだけって…やっぱり辛いよ」
翔「潤…」
すると俺の横から腕が伸びてきて…
‹ビシッ›
潤「アイタッ!」
潤の額にデコピンしていた…
翔「さ、智くん?」
あーあ…潤のおでこ赤くなってる…
智「だーれがやらないって言ったよ」
和「ただ大変になるって言っただけですよね」
雅「うん!時間が掛かっても見つけようよ!」
そう皆が笑顔で言ってくれた…
翔「潤…そう暗く考えなくて良いよ。心配掛けた俺が言うのも何だけどな」
潤「うん…ごめん…」
智「よし!じゃあ早速調査にかかるか」
翔「あ、でも智くんと雅紀は他の依頼があったらそっちを優先して。あと、潤も店の営業に差し支えない程度で…和也も舞台がない時で良いからな」
和「わかってますよ」
とりあえず、明日父さんから聞いた現場に行って…
雅「あっ翔ちゃん!明日は俺達皆、手が空いてるからね!」
潤「翔兄さん一人で現場に行くとか無しだよ!」
和「危険極まりないですよ!」
智「だから明日は依頼入れるなよ!翔くん」
…俺もしっかり読まれてた…