第41章 The change!
翔「潤…お前まさかこれ、和也に使おうと思ってるって事は…?」
潤「そんな訳ないでしょ!俺は和が嫌がる事はしたくないの!」
翔「嫌かどうかは解んないぞ?直接聞いた?」
潤「そ、それは聞いてないけど…」
確かに…俺が勝手に嫌だろうなと思ってたけど…
もしかして…使いたいと思ってる…とか…
…って…
潤「翔兄さん…その手には乗らないよ?それ、俺に押し付けようとしてるでしょ…」
翔「…流石に鋭いな…」
一体何年翔兄さんの弟してると思ってんだよ
…ったく…危うく乗せられる所だった…
翔「けどなー…ここに置いたままっていうのもなー…」
潤「そんなに言うなら雅紀兄さんにでもあげようか?」
翔「冗談言うな!ゼッテーやだ!」
潤「なら言わないでよ」
これ以上言うと、本当に渡すからね
でも、翔兄さんの言う通り、どうするかなー…
今さら送り返す訳にいかないし…
やっぱりしっかり梱包して隠すか…
そう思って空いてる段ボールに入れようと中身を取り出しかけていたら、1つだけ小さな箱が入っているのが見えた
…何でこれだけ…?
その箱を取り出して表を見ると
潤「…あれ?これ栄養ドリンクって書いてる…」
翔「栄養ドリンク?そんなのが入ってたのか?」
潤「…アダルトグッズだけだと思ったから、中身を確認しなかったよ…って賞味期限が今日だ」
翔「あ、じゃあ後で飲もうよ」
潤「だね。俺冷蔵庫に入れてくるよ」
その時不審に思えば良かったんだ…
その『栄養ドリンク』って書いてる字が手書き(かなり達筆)だった事に…