第41章 The change!
雅「翔ちゃん…俺が居ないからって泣かないでね?寂しくなったら何時でも電話してっ!」
翔「ばっ…誰が泣くか!潤もいるし智くんだって…!」
智「…おーい翔くん…俺も出掛けるの忘れたのかー?」
翔「…え?」
その声に一斉に入り口を見ると、やはりカバンを持った智兄さんが佇んでいた
和「智兄さん…何処行くんですか?」
智「昌宏と旅行。もう日程組んでて、昌宏も今日と明日しか休みとれないから変更出来なくてさ…」
雅「だから俺がこの依頼受けたんだよね」
翔「あっ…あれ今日だっけ…」
…って事は今日は俺と翔兄さんの2人だけか…
和「あっ…私はもう行きますね。新幹線の時間が…」
雅「和、駅まで送るよ。どうせ通り道だし」
智「じゃあ雅紀、俺もマリーンホテルまで乗っけてくれ。そこで昌宏と合流するから」
潤「いってらっしゃーい」
翔「皆、気を付けてなー」
3人は慌ただしく家を飛び出て、急に静寂が訪れていた
翔「…何かさ…今まで俺とお前2人だけだったのに、久しぶりに2人になると寂しくなるな…」
潤「こんな大きな家だから、よけいにね」
5人で生活する事に慣れて、急に3人(しかも元々の住人の)が居なくなるだけで、こんなに空虚な空間になるんだな…
あ…そうだ
潤「ねえ翔兄さん、この後何か予定がある?」
翔「いや…特にないけど…」
潤「この間、そこの押し入れに翔兄さんのファイルとか入れたから、要るものかどうか確認して欲しいんだけど」
翔「解った」
…俺はこの後、こんな事言わなきゃ良かったと後悔した…