第41章 The change!
~潤side~
和「じゃあ行ってくるね」
潤「いってらっしゃい、気を付けてな」
手を振って外出していく和を俺は玄関で見送っていた
すると後ろから
翔「…あれ?和也キャリーバッグ持ってどうしたんだ?」
和「今日、地方公演があって…」
翔「地方公演?そんな事言ってたっけ?」
あれ?翔兄さん知らなかったっけ?
和「そういえば、急な事で潤以外には言ってなかったかも…」
潤「本当は和は出演予定になかったんだけど、急病人が出て急遽和が代役で出演するんだって」
和「2、3日位で復帰出来るらしいので、それまでですけどね」
すると翔兄さんは俺の方をチラッと見て
翔「そりゃ気の毒に…」
そう言って何故かニヤニヤしていた
潤「…何?翔兄さん…確かに和の演技を見た後に同じ演技をする役者さんは、和と比べられて気の毒だとは思うけど…」
翔「何惚けた事言ってんだよ。俺は例え2、3日でも会えないお前等が気の毒だなー…と…」
潤「なっ…何言ってんだよ翔兄さんっ!」
和「…そんな事言って良いんですか?翔兄さん…」
翔「…何の事…?」
翔兄さんがキョトンとした顔をしていたのを見て、和もニヤニヤして
和「『明日は我が身』ですよ?」
潤「…何の事…」
そんな話をしてる所にバタバタと走ってくる音が聞こえ
雅「あれ?皆で何してんの?」
翔「…あっ!そういえば今日は…!」
潤「…雅紀兄さん…そのカバン何?」
雅「依頼だよ。泊まり込みで2日美術館の警備してくれって…」
あ…なるほど…それで明日は我が身か…