第40章 嵐の前の暴風
見ず知らずの人とそんな事を話していたら
翔「潤…どうしたんだ?」
賑やかにしてたからか、翔兄さんが様子を見に来た
「あら?1人増えた…」
翔「…?潤…この人は?」
潤「それが、どうやら…」
するとまた…
「ストッープ!何も言わなくても私が当てて見せるわよ」
翔「…は?」
…また出た…
暫くすると閃いたらしく、パー…っと明るい表情に変わって
「解った!あんたは雅紀が拾ってきたんでしょ!」
翔「はあ!?」
…また、とんでもなく的外れな…
「雅紀、昔から犬猫をよく拾ってきてたもんね。しかし、とうとう人間まで拾ってくるようになったのねー…」
翔「・・・」
「あー、またまた私の名推理に何も言えないみたいね」
…あまりの迷推理で突っ込む気もおきない…
翔「…おい…潤何なんだ?このアホすぎる発言は…」
「…は?」
あーあ…翔兄さん…思わず本音を…
そんな会話をしていたら
和「あー…似たような声がすると思ったら、やっぱり瑞希ですか…」
「あら、和也」
和が2階から降りてきた
翔「和也…知り合いか?」
和「ええ、実は…」
潤「…憲治さん(『ひとつ屋根の下』第99章)の親族でしょ?」
瑞「えっ!?」
潤「年齢からいってお孫さん?」
翔「何で解ったんだ?潤…」
潤「だって、家に入ってくる時のパターンが憲治さんと一緒だし…」
瑞「あ…あんた…やるわね…見事な名推理だわ…」
いや…普通に見てたらわかるから…