第34章 commit a fault(2)
翌日、いつも通り営業してお昼のピークが終わった頃
<カランカラン>
智「いらっしゃいませー」
翔「…あれ?」
…?あれって…何が?
厨房にいたけど、翔兄さんの声で店内に入ると
「あっ、潤くん!」
「きゃー!潤くんコックコート似合ってる!」
この間、同窓会で会った同級生達だった(…何でほとんど女子?)
圭人「悪いな潤、皆が連れてけって煩くてさ」
潤「いや、良いよ別に…けど来たからには何か注文しろよ」
そして皆が席につき、メニューを見ていたら
<カランカラン>
雅「ただいまー」
和「あ、ごめん潤くん。忙しかった?」
買い出しから和と雅紀兄さんが帰って来た
潤「いや、今来たばかりだし、皆俺の同級生なんだ」
雅「えっ?そうなの?」
雅紀兄さんと和の声でこっちに気がついた女子が
「えっ!?イケメンばっかり!」
「あの背の高い人格好いい!」
…やっぱりな…翔兄さんはともかく、和達は初めて見るからなー…
「ねー松本くん!この人達は!?」
潤「えーっと…俺の兄弟…」
「…は?お前の兄弟って翔先輩だけだろ?」
うーん…説明するのも面倒だな…
圭人「良いじゃん誰でも。潤にだって話したくない事もあるんだから」
「まあ…そうだな…」
圭人…やっぱり優しいな…俺の事気遣ってくれて…
和「圭人さん、ご無沙汰してます」
圭人「あ、和也く…」
「うわっ!美人!なーなー松本!紹介してくれ!」
…誰がするか!