第33章 commit a fault(1)
翔「おはよう」
潤「あ、翔兄さんおはよう」
翌日、朝食の準備を始めていたら翔兄さんが起きてきた
やっぱり1番早いな翔兄さんは
翔「潤、お前もう起きてたのか?夕べ遅くまで仕込みしてたんだろ?」
潤「んー…2時過ぎまでかな?でも、それからすぐに寝たよ」
翔「あまり無理するなよ?で、昨日の同窓会は楽しかったか?」
潤「うん、久しぶりに皆に会えたし…あ、そう言えば翔先輩にくれぐれも宜しくってさ」
翔「…誰が?」
潤「薬師寺って奴が…」
俺が名前を言うと翔兄さんは怪訝な顔をして
翔「…そいつ男だよな…天然パーマで眉毛の濃い…」
潤「そうだけど…よく知ってるね」
翔「…卒業式の日に告白された…」
潤「ぶっ!」
こ、告白ー!?
そう言えばアイツ、翔兄さんの事男でも気にならないくらい美人だって言ってたな…
そんな話をしていたら廊下がバタバタと賑やかになり
雅「翔ちゃん!告白されたって何!?ど、どういう事!?」
…雅紀兄さん…どこで聞いてたんだ?
翔「もう高校の時だよ…」
雅「高校!?そんな時から狙われて…アイタッ!」
和「雅紀兄さん!朝からうるさいですよ!」
あーあ…和…それフライパン…凹んだらどうするんだよ…
<~~~♪>
潤「ちょっと、電話だから静かにしてて。はい大野…」
『潤!大変だ!』
潤「圭人?どうしたんだ、朝早くから…それに大変って…」
圭人『守屋が…守屋が亡くなったって!』
潤「えっ!?」
何で!?昨日はあんなに元気だったのに!?