第33章 commit a fault(1)
潤「でも、皆懐かしいな…それに出席率良いじゃないか。頑張ったな林田幹事」
圭人「確かに出席率は良いけど、出欠の確認は遅くてさー…お前のせいで」
潤「…何で俺?」
圭人「女子の殆どは『潤くんが来るなら出席する』って言いやがるから、お前の出席が解ってからバタバタ来るって連絡が来たんだよ」
…何だそれは…自分達の意思はなしかよ…
その時ふと、俺の向かい側の席が空いているのに気がついた
潤「まだ俺の他に来てない人がいるのか?」
圭人「ああ…『増木』も遅れるって連絡があったよ。多分そろそろ来る頃だと思うけどな」
潤「増木?」
「松本、クラスが3年間違ってたから覚えてないんじゃないか?」
「あー、俺覚えてる。あの根暗ー…な増木だろ?眼鏡かけた小太りの女子」
んー…名前聞いても思い出せないなー…
顔を見たら思い出すかも…
そんな事を話していたら
<カチャ>
入り口のドアが開き振り向くと、女性が1人佇んでいた
そしてその女性を見た男達はざわめいていた
「す、スッゲー美人…」
「おい林田、あれ誰だ?」
圭人「知らないよ…」
するとその人はこちらに近づいてきて俺の横に立ち、ニコッと笑って
「松本くんお久しぶり」
…俺の事知ってる…?けど、誰だっけ?
潤「ごめん…名前聞いても良いかな…」
「増木恵美よ」
潤「増木…って…」
「えーーーーーーっ!?」
…俺より回りが驚いていた…