第29章 思わぬ贈り物~おまけ~
~雅紀side~
智「はあ!?女体化する薬が入ってた!?」
潤「らしいよ、どうやら翔兄さんと結婚したかったみたい」
俺が起きて暫くして、例の研究所の人が花束抱えて家に来た
そこで潤が捕まえて聞き出し、追い返したんだって
…そこまで俺が見た夢と一緒なんだ…
和「たまには役に立つんですねー…雅紀兄さんの夢…寝惚けてるのかと思ってましたけど…」
…たまにはは余計だっ!
智「お前…どんな夢見たんだよ…」
雅「…まんまだよ…翔ちゃんがクッキー食べて女の子になって…で、五つ子産んで…って所で目が覚めた」
翔「5人も産んだのか?俺…」
潤「その辺が夢だよね」
…俺達皆の子供って所は言えない…
翔「けど、その夢のおかげで俺助かったよ。ありがとな雅紀」
雅「…へへ…そう言えばあのクッキー、ちゃんと捨てた?」
潤「いや…それが…」
…?
翔「どうしたんだ?何かあったのか?」
和「あのクッキーなら差し上げましたよ」
智「あげたって…誰に!」
和「ザマスのおばさんです。捨てようとした所にちょうど来たので『潤くんの手作で、是非とも高柳さんに食べて頂きたいんですが』って言ったら大喜びで持って帰りました」
雅「えっ?だ、大丈夫なのか?」
和「大丈夫も何も…一応あれでもあのおばさん女性なので、食べても害はないでしょ」
あ、そっか…女体化する薬だから関係ないのか…
…でも、前に最初に見た異性に惚れる薬を潤が飲んだ時は効かなかった…よな?(「ひとつ屋根の下」第91章)