第26章 a mistake(6)
あの後帰ってから、また録音していた内容を皆で聞いていた
智「とうとうきたか…」
翔「うん…あとはお金の話がきたら…」
あの男を警察につき出す事が出来る…
雅「お金の事言ってくるかな…家族に会って欲しいって言われて逃げたんでしょ?」
潤「大丈夫じゃないかな…ここまで来て収穫なしって事は、向こうも不本意だろうし」
和「まあ、もしもの時の為に、保険はかけてましたからね」
翔「そういえば、そっちの方は順調なのか?」
俺が聞くと、和也はニヤリと笑い(コイツ…本気で怖いな…)
和「もちろん上々です。ぬかりはありませんよ」
あ…さいですか…
とりあえず暫く様子を見ることになり、数日が経ったある日
<~~~♪>
俺のスマホが鳴り、ディスプレイには『秀二』と出ていた
翔「…はい…もしもし」
秀『翔子ちゃん?ごめんね暫く連絡しないで…』
翔「いえ…秀二さんこそどこか身体が悪いんじゃ…」
秀『そんな事はないけど…ちょっとね…あの翔子ちゃん…急だけど今日会えないかな?』
…きた!
翔「今日?大丈夫よ。何処に行けば良い?」
秀『じゃあソンスルチプに…よければすぐにでも…』
ほうほう…こっちが妙な事をする余裕を与えない為か?
翔「解りました。すぐに行きます」
秀『ありがとう、待ってるよ』
そう言って秀二は通話を切った
智「やっぱり金か?」
翔「だろうね、俺準備して行くよ」
和「なら、私達も…」
潤「…だな」
待ってろよ…最低男…