第26章 a mistake(6)
~翔side~
あの男と接触して数日後…
<~~~♪>
俺のスマホに着信があり、見ると相手は『秀二』だった
潤「きた!」
…何でこんな時に限って皆いるんだよ…
智「出ないのか?翔くん」
翔「…皆…笑うなよ?」
和「ここで笑ったらバレますよ」
ううー…皆の前で演技するのかよー…
俺は嫌々ながら、仕方なく通話をタップした
翔「…はい…もしもし…」
秀『あ、翔子ちゃん?俺秀二だけど』
翔「秀二さん…お久しぶりです…」
その時俺の後ろで明らかに笑いを堪えている声が聞こえてきた…
コイツら…やっぱり笑ってやがる💢
秀『ん?どうかした?』
翔「あっ、な、何でもありません」
秀『そう?あっねぇ翔子ちゃん、今日は何か予定ある?』
翔「今日は別に何も…」
秀『ホント?なら今日会えないかな?よければ迎えに行くよ』
迎え!?冗談じゃない!
翔「だだ、大丈夫!待ち合わせ場所まで行きます!」
秀『ホント?翔子ちゃん足が悪いんだから無理しなくても良いよ?』
良いって言ってるだろ!
翔「本当に大丈夫だから、何時に何処へ行ったら良い?」
秀『そうだな…じゃあ…あ、そうだ!翔子ちゃんテンペスタって喫茶店知ってる?そこに2時頃どうかな?』
テンペスタじゃ迎えに来るのと一緒だっ!
翔「そそそ、そこはよく解らないから無理っ!」
秀『そうなの?んー…ならY公園は?』
翔「そこなら大丈夫…」
秀『じゃあ待ってるね』
そう言って秀二は通話を切った…
はあー…疲れたー…