第24章 a mistake(4)
~翔side~
後日、桐生さんに連絡して弥生さんの所持品を調べさせてもらう事を伝えた
事前に伊集院さんが連絡してくれていたから、快く承諾してくれた
奥さんがいるので何時でも良いと言ってくれたので、今日なら皆が揃ってるから、早速自宅に伺っていた
翔「突然お伺いしまして申し訳ありません」
「いえ、主人から事情は聞いてます。こちらにどうぞ」
そう言って奥さんは2階の部屋に案内してくれた
「こちらです。弥生ちゃんの荷物は全てここに置いてますので」
和「ありがとうございます」
荷物が結構あるな…これは時間がかかりそうだ…
「手掛かりはありそうですか?」
潤「解りません…何分情報が少ないので…」
「是非ともお願いします…あんなに優しい子を騙して…私と主人もずっと憤りを感じてました…何かお手伝い出来ることがあれば言って下さい」
智「ありがとうございます、その時はお願いします」
…好い人だな…この人は血の繋がりはなくても、弥生さんを本当の娘の様に思ってたんだ…
…松本の両親みたいだ…
雅「翔ちゃん?」
翔「えっ…あ、ごめん。何でもないよ」
智「じゃあ始めるか」
とりあえず、手前にあった段ボールの中身から確認して必要のない物を仕分けしていき、桐生さんに立ち合ってもらい中身を調べていった
雅「ふー…やっぱりこれは大変だなー…」
潤「ひとつひとつ確認しないといけないからね…あれ?」
翔「どうした?潤」
ひとつの段ボールを確認していた潤が何かに気付いた様だった