第2章 度重なる事件?
『それでですね、ご子息を無事に帰して欲しければ、今すぐ1億用意してもらえますか?』
潤「1億!?」
智「今すぐ用意しろだと!?」
『場所は…』
俺はそこで深呼吸して
和「何ふざけた事言ってるんですか!!今すぐ1億用意出来るわけないでしょ!!」
『ひいっ!』
何か電話の向こうで怯えた声が聞こえたけど、俺はそのまま話続けた
和「銀行だって閉まってるし、常識的に考えて無理に決まってるでしょ!!」
『ごごご、ごめんなさい!じ、じゃあ五千万…』
潤「あれ?何で金額が下がったの?」
雅「…和の迫力に押されたみたい…」
和「金額の問題じゃない!!」
『………』
『………』
誘拐犯と電話をしていて何か向こうで話し声が聞こえたと思ったら
『和也、俺だけど…』
…え?
和「…その声…」
雅「翔ちゃん!?」
何故か翔兄さんが電話に出てきた