第21章 a mistake(1)
~翔side~
翔「智くん…この辺どう?」
智「あーそこそこ…気持ち良いー…」
事務所の休憩スペースでうつ伏せになってる智くんに跨がり、身体を押さえつけていたら…
<バタン!>
雅「し、翔ちゃん智兄!何やってるの!?」
智・翔「…へ?」
雅紀が突然ドアを開け駆け込んできた
雅「あ、あれ?2人とも何やってるの?」
翔「何って…智くんのマッサージ…」
智「もー昌宏が限度って事知らないのか、激しいんだよなー…アイタタ…」
雅「あ、何だー…良かったー…」
は?何で智くんが痛がってるのが良かったんだ?
智「…雅紀…まさかお前変な想像したんじゃないだろうな…」
へ?変な想像って?
雅「だって、智兄の変な喘ぎ声が聞こえたから、翔ちゃんと何かやってるのかと…」
翔「勝手な想像するな!」
智「おいこら!変な喘ぎ声って何だ!」
まったく…確認もしないで慌てやがって…
翔「雅紀、そこの棚から湿布とってくれ」
雅「ハーイ」
でもまあ…何とか言いながらも、智くん幸せそうだから良かった
翔「あ、そうだ。雅紀、今日新規で依頼が入ったから頼むよ。智くん無理そうだから」
雅「良いよ、何の依頼?」
翔「これなんだけど…雅紀大丈夫かな…」
そう言って俺は、雅紀に依頼書を見せた
雅「何?…庭の剪定作業?大丈夫だよ、要は草むしりでしょ?」
…何処に草むしりなんて書いてるんだよ!