第7章 イベントは走るもの。
「……」
「………」
「…………」
「……………」
続く沈黙。黙々とスマホをタップし続ける謎の空間。
アフレコが終わって休憩室のような場所で右に神尾さん、左に友樹さんが座ってそのうち神尾さんと私が黙々とスマホをタップしていた。
「あ"、また椚先生のとこに…あ"ぁぁぁ…」
神尾「みーちゃん、声が…あ、俺も椚先生出てきた(笑)」
そう、私たちは絶賛イベント疾走中だ。
まぁ、神尾さんはほどほどに走っていて私は全力疾走中だ。
「また…駒ちぁぁぁぁあああぁぁぁんんんんんんんんん!!!」
神尾「それ中の人wwww」
友樹「うお、でも結構上位にいってる方じゃないの?」
私のスマホを見ながら呟く友樹さん。
「いやぁ…ホントに…仕事とかしている間にぬかれたりしちゃうんで…まだまだですよ(笑)」
浅沼「おーい、尊~帰るぞ~って…凄いなぁ…勢いが…とくに尊の(笑)」
「んぁ!浅にぃ!ちょっとまって!下さい!」
友樹「あまりにも必死過ぎて敬語が抜けかけてる(笑)」
丁度浅にぃがきたタイミングがアンコールライブの時だった。
「よしっ、perfect!」
友樹「発音良いなぁ(笑)」
神尾「どっかの末っ子騎士になってる(笑)」
「じゃあ、浅にぃ!行きましょ!」
ゲームを切りの良いところでやめて浅にぃの所に向かう。
浅沼「はいはい(笑)じゃあ、神尾くん、小野くんお疲れ様」
神尾「お疲れ様でした」
友樹「はい、お疲れ様でした!」
私も「お疲れ様でした!」と言って浅にぃに着いていった。