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星条旗のショアライン

第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)



★Aアイアンマン&キャプテン・アメリカ(就労主続き)

「は、ははははは」
「何を笑ってる」
「いや吃ってるんだわっ!」
俺の肩を痛いくらい握ってキャプテンの前へと突き出してくる背後のスタークさんにブチ切れてみるけど、顔は前を向いているからキャプテンに怒鳴ってるみたいになる。吃驚している憧れの君に気を取り直して「初めまして」から「宜しくお願いします」まで丁寧に自己紹介をすると、彼は太陽も陰るほど眩しく笑ってくれた。
「スタークがハンバーガーショップで働く可愛らしい子に執心している噂は聞いていたけれど……確かにとても可愛い子だ。宜しくな、レイン」
「ギャァァァキャプテンに可愛いって言われたヤバい!」
「君な! 僕に口説かれた時よりも喜んでるだろ!」
「当たり前じゃん、大好きなキャプテンに褒められるなんて例え『可愛い』でも嬉し…………口説くって何?」
「だからじいさんに紹介したくなかったんだ、君はタイプど真ん中の見た目だからな!」

★LoTジョン・コンスタンティン

コンスタンティン愛用のコートの襟裏が柄だったとは知らなかった。思い返せば何時だって正面から真っ直ぐに俺を見つめてくれていた。今みたいに背を向けて寂しそうな姿を見せた事なんて一度もなくて。でも真実を知った今、俺を口説くのは心の隙間を埋める為の一時の気休めに過ぎなかったのだと悟った。彼の寂しさが伝播する。

★LoTスティール&アトム

真実の虫を喉に置くネイトは嘘が付けないばかりに、チームの皆への好意を口にした。「大好きだ」なんて可愛らしい表現で屈託無く笑いながら。サラ、ミック、レイと順繰りに顔を向けて、次は俺かなと身構えていると「レイン! 君のことは愛してる!」と叫んだネイトが次の瞬間には慌てて口元を覆った。
「……あれ、なんか皆と意味が違う気が」
「流石は僕の相棒だ。同じ人を愛してるなんて気が合うね」
「レイ、それもどうなん…………は?」
俺の横で腕を組んでうんうんと頷くレイは大きな爆弾を投下した自覚があるのだろうか。巨体越しに見えたコンスタンティンが、とんでもなく愉快そうに笑って俺を見ていた。

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