第2章 2 (裏あり)
兵長室のドアをノックする。
「あの…リヴァイ兵長。
ソフィアです。」
「入れ。」
低く重圧感のある声が中から聞こえてきた。
「失礼いたします…」
恐る恐るドアをあける。
「キャッ!!」
リヴァイ兵長はドアを開けてすぐのところにいて、ぶつかってしまう。
(うっわ…やっば。タックルしちゃったよ……。)
「ごごごご…ごめんなさい!!」
「…………………いってぇな。」
(やべぇめっちゃ怒ってるめっちゃ怒ってるめっちゃ怒ってるめっちゃ怒ってる…)
「俺にぶつかってくるとはいい度胸じゃねぇか」
(いや案外近くにいたあなたにもそれなりに原因が)
「…………………ごめん、なさい。」
恐怖で足がすくむ。
「まぁいい、入れ。」
「は………はい。」