第1章 1 (裏なし)
ソフィアのガスは大丈夫だろうか。
実戦がないということは、ガスの配分には慣れていないだろう。
「そろそろソフィアのほうに向かうか。」
ソフィアとはだいぶ離れた所で戦っていた。
1ヶ所に巨人が集中しないようにだ。
あれほどの動きをするやつだ。
きっとあらかたは片付けただろう。
ソフィアがいると思われる所周辺を見ると、もう5、6体しかいない。
「はっ………すげぇな。」
おそらく住民の避難ももう完了する。
俺達の刃とガスを考えると、そろそろウォール・シーナに引き返す準備をするべきだ。
―――――ソフィアを呼びに行かなければ。
リヴァイはガスを噴かすと、ソフィアの元へ向かいだした。