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黒愛2 【進撃の巨人】

第1章 1 (裏なし)


リヴァイは、少し驚いていた。

―――――内地暮らしの憲兵が…どうしてあんなにまともに動ける。

さっきあいつは、初めてだと言っていた。

なのにどうして…。


憲兵団のジャケットを着たソフィアの背を見る。

憲兵団の象徴の、ユニコーンのエンブレム。


――――――あぁ。
それが、答えだ。

あいつは憲兵団だ。

つまり…。



「訓練兵を、10番以内で卒業したか。」


――――特に立体機動に長けている。
やはり、血はつながっているか。

ただ、巨人に罵声を浴びせて煽ることは無駄だと思うが。

あいつ、なんて楽しそうな顔していやがる。


にしても―――。


「まだ住民は避難終わらねぇのか…。

殺っても殺ってもキリがねぇ。」

殺しても殺しても巨人は入ってくる。
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