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黒愛2 【進撃の巨人】

第1章 1 (裏なし)


近くにあった屋根に着地する。

少し遅れてお兄ちゃんが横に着地した。


「初めてにしては…………なかなか、やるでしょ。」

「ソフィア…」


「ぼさっとしてないで、やろうよ。
私も戦う。

きっと巨人だって、お兄ちゃんみたいな目付きの悪い人より、20歳の女の子に削がれたいんじゃないかな?」

私はそう言ってさらに壁の破壊された場所まで近づいていく。


お兄ちゃんは私を見て立ち尽くしていた。

「ほら!!はやく来てよ!!」


そう叫ぶとお兄ちゃんは我に帰ったように私に続く。

「バカ野郎…。
いいか?決して無茶はしてくれるなよ。」

「了解了解。」


「ソフィア…てめぇ本当に巨人を殺れるのか?
訓練とはちげぇんだぞ?」


「…………うーん。
わからない。
でもさ…………。
不思議と怖くないよ。
私、いつか絶対お兄ちゃんに背中を見せたいって、そう思ってた。」


「……………てめぇ。」
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