• テキストサイズ

黒愛2 【進撃の巨人】

第7章 7 (裏あり)


隣に座ったエレンに声をかける。

業務的な会話以外で話すのは初めてかもしれない。

「エレン3人組は本当に仲がいいね。

訓練兵になる前から知り合いなの?」

「はい。
ミカサとは9歳の時に、アルミンとはそれよりも前に友達でした。

シガンシナ区はあまり子供がいなくて、年が近いのはミカサとアルミンだけだったんです。」

「家族です。」

ミカサの低い声。

家族みたいに仲がいいということだろうか?

にしてはやたら目付きが鋭い気がする…

まぁいいか。


「リヴァイ兵長とソフィアさんはいつからお知り合いなんですか?」

「私とリヴァイ?」


「え、だってお二人は恋人なんじゃないですか?」

15歳前後にしてはなかなか鋭い少年だ。


一瞬肯定しようとするがやめる。

私たちが恋人同士と知って、これから変に気を使わせるのはアレだと思った。

適当に話を濁すことにする。

「最近の15歳って、もう恋愛に興味とかあるの?
大人びてるね。」

話を濁した私に、一瞬目を見開いたリヴァイが視界に入る。


だけどリヴァイも私が濁した理由を察したのか、またパンを食べ始めた。
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp