第7章 7 (裏あり)
朝起きると、いつもと違う光景が目に入った。
体を起こした瞬間、腰に痛みが走る。
私の体にかかっていた毛布がずり落ち、自分が裸であることに気づいた。
部屋を見渡す。
ホコリ一つ落ちていない床。
ピカピカに磨かれた家具。
壁にかかっている調査兵団のジャケット。
リヴァイの部屋だ。
あぁ…そっか。
私昨日の夜リヴァイと寝たんだ。
体が重くて、もう一度ベッドに倒れる。
その時、ドアがガチャリとなり、誰かが私に近づいてきた。
「まだ寝てやがんのか…
おいソフィア、いい加減起きろ。」
肩を掴まれて揺すられる。
私は目を開けて、起きていることをアピールした。
「リヴァイ…起きてる。
起きてる。」
「体も起こせ。」
「めんどくさい。」
「お前なぁ………。」
リヴァイは私の体を強引に起こそうと肩を再び掴む。
そこで私が裸であることに気づいたみたいだ。
「あぁ…そうか。」
リヴァイも昨日の夜を思い出したようで、手を離す。
「朝っぱらから見られたくないならとっとと起きろ。」
「起きるから、あと10分くらい」
「ダメだ。」