第5章 5 (裏あり)
「口を開けろ。」
私の前髪をかき上げ、グッと私に顔を近づける。
「開けろと言っている…
これ以上激しくされてぇか?」
底冷えする声に恐る恐る口を開ける。
その瞬間リヴァイに噛みつくようなキスをされる。
まるで私の唇を食い尽くすかのようだ。
「………うっ」
苦しくて思わずうめく。
リヴァイの舌が口の中をめちゃくちゃにしていく。
歯列を正確になぞっていく舌にゾクゾクする。
私は徐々に、この状況下で感じ始めていた。
だから、ついリヴァイの舌に応える。
私も舌を絡める。
それに気づいたリヴァイが、唇を放した。
唇が糸を引くのをリヴァイは眺めたあと、私を押さえつけている腕をグッと強めた。
「……お仕置きが気持ちいいか?」
ギラギラとした目に何も言えない。
「図星か…
はっ…淫らな女になったもんだ…。」
「…………ごめんなさい。」
つい謝るとリヴァイが満足そうに口角をつり上げる。
「…さっきよりはだいぶしおらしくなった。
いい子だ。」