第9章 お菓子争奪戦
スズside
私はついウトウトしてしまってて
ガチャッという音に目が冴えた。
そこにいたのは_
貴方「・・・見つけた」
いつも無表情のうちの主将。
スズ「・・国王様・・」
貴方「その呼び方はもうやめて。」
スズ「ごめんごめん ここに居るとつい・・ね」
貴方「うん・・でもほんと懐かしいな ここ」
スズ「そうだね・・」
すると
貴方「・・赤煉瓦の壁 小さな家の中で
ひそひそ話そう 秘密の作戦みたいに」
主将が歌いだした。
貴方「つれてこられた 三人の真っ赤な目には_」
スズ「大人に隠してた過去がある。」
主将は一瞬驚いた けどすぐにいつもの顔になって歌いだす
貴方「怯えた顔で 『僕は化物だから』
私は告げる 『そんなことはないよって
真っ赤な色は 主人公の色だから
怯えていなくてもいいんだよ」
スズ「面白いこと 悩んでは今日も
お姉ちゃんぶって 『ほら 見ていて』
赤いマフラー巻きつけた
『秘密組織みたい!』」
貴方・スズ「茜色 染めて はじめよう
小さな ヒーローのふり だけど
少しでもまた 笑えたらって 今日も家族でいよう
幸せを願おう 先にある 未来がどれだけ悲しくても
『このことは 秘密だよ』
楽しくて 陽が沈んだ_」