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《イケメン戦国》初恋〜運命の赤い糸〜

第11章 〜決意〜


次の日の朝

栞は、桜奈に相談を持ちかけていた。

『桜奈さん、私、今日の夜に
信長様に、本当のことを打ち明ける
つもり。桜奈さんにも一緒に
聞いてもらいたいの。今日の夜
一緒に信長様のところに行ってもらって
もいいかな?』

桜奈は、『はい。もちろんです。
栞さん、決心されたのですね。
私は、どの道を選んだとしても
栞さんの幸せだけを願っていますから』
と言うと栞は、また涙を浮かべながら
『桜奈さん、本当にありがとう』と
二人は、手を握りあった。

信長様には、予めお話があると
時間を作ってもらうように
お願いした。

そして、夕餉を終えてすぐに
二人は、天守閣へと向かった。
栞は、現代で使っていたバッグを
持って。

『信長様、栞です。
お話をさせて頂きにきました。』と
言うと、『入るがよい』と声がかかった。

二人は、部屋へと入った。

『桜奈、貴様も一緒か。』
『はい。栞さんにお声掛け頂き
お話を聞かせて頂けるとの事で
共に参りました。でも、信長様が
お嫌でしたら、私は席を外しますが』
と言うと、
信長は『構わん、栞の側に
いてやれ』そう言ってくれた。

そして栞は、話始めた。

『信長様、これからお話することは
嘘でも戯言でありません。信じて
貰えないかも知れないお話だと思いますが
聞いて頂けますか?』

『わかった』と信長。

『私は、五百年くらい先の未来から
信長様と初めて出会ったあの日
時間と空間を超えてしまう通路
に飲み込まれ、この世界に来ました。』

『まさか!そんな』と桜奈は
両手で口元を覆い驚いてた。

『桜奈さん、本当なの。
その通路に、私と一緒に飲み込まれた
人がいて、その人は大学・・難しい勉強を
している人でその通路について
勉強をしてる人でした。その人が一緒に
飲み込まれた私をずっと探していて
くれたみたいで、ここに来て間もない頃に
再会しました。その時に、三ヶ月後に
また通路が開くと教えてくれたのです。
今度開く、その通路を通らなければ
私は二度と元の世界には帰れないとも
言われました。

そして、これらが、私が未来から来た事を
証明してくれる品々です。』
と言って、スマホやボールペン、手帳
観光パンフレットをバッグから
取り出した。




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