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チョコっとな愛。
第1章 バレンタインデー
妹が取り出したのは一枚の紙切れだった。
…ん?これは。
「調理実習の費用。だして?」
「…はい。」
俺の家は父子家庭だ。
金の管理は俺がやり、あとは妹がやってくれている。
もう一度言うが父は仕事でいない。
俺は肩を落として部屋に戻ろうとした。
すると、ふと呼び止められた。
「あ。にーさん。はい。」
渡されたのはチョコレート。
「!!」
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