• テキストサイズ

【ALL】手(気象系)

第15章 ど~も~。調査員一号・櫻井でーす…。(S)



「誘っといてなんだけど、俺腹ペコだから。マジでガツガツ食うよ?」
「ふふ、はい。どうぞどうぞ」

ホント普通に、飯デート。やっぱマメでさ、遥ちゃん。すごい絶妙に取り分けてくれんの。美味しい!ってちゃんと遠慮しないで食べてくれるのも嬉しいし。

「でっしょ?絶品なんだよな~、ここのエビチリ。俺のイチオシ☆」
「ホントに美味しい…。今までで一番かも」
「マジで?それ超嬉しいわ~」

連れてき甲斐があるよね。聴き上手だし、ホント時間があっという間。何も知らなきゃ、このまま楽しかったね、で終わるのにな…。

そうもいかないか。相葉くんと約束したしね。


「あの、さ。今日誘ったのは…ね」
「…」
「おせっかい重々承知で派遣されてきたんだよね、俺」
「派遣?」
「え~と。…セイショウネンイクセイケンゼンカスイシン…事務所、アラシから」
「…ふっ。ふふふ」
「所長の相葉が人遣い荒くてさぁ…」
「あはははっ」

硬くなった遥ちゃんの表情が和らいだ。まずはリラックス、成功かな。

/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp