第14章 任命します!(A)
なんか
一人だけ疎外感ハンパないんですけど。
俺もまた店に行ってやろうか、こんな蚊帳の外に出されんなら。でも今…ドラマやっててホント時間ねえんだよ!マジでかなりキツイ!!だからこうやってみんな集まる時に話すら聞けなかったら、完っ全乗り遅れる。俺、ある意味楽屋でもめっちゃ必死だからっ!
「なにそれっ!マジでぇ?うっわ…。リーダー、本物のヒーロー!?」
アハハって笑ってるけど…これ、けっこうドエライことじゃない?
遥ちゃんの事情は俺からはちょっと…って。リーダーがモゴモゴするから、きいィィィ~っ!ってなってたら、めんどくさそうにニノが横からざっくり教えてくれた。
相「借金…?ホステス…本番っ!?えっ、ええ~!!」
二「だー、もうオマエ、声デケーんだってっ!ボリューム調整しろや!」
って!これそんな冷静に聞ける内容じゃないでしょっ!?え?だって…。えええっ!?遥ちゃんでしょ?ホステス!?ええええええ―――ッ!!!
大「…フフフ。俺と同じ反応」
二「全っ然笑い事じゃないから」
で
遅ればせながらコトの重大さを知り、同情しちゃって…
俺、思った。こういう時は―――…
やっぱ翔ちゃん!